【報告】令和4年度の研究内容と研究成果について報告いたします。
2023.07.19
<令和4年度 研究内容と研究成果>
研究内容
共同研究機関、普及・実用化支援機関等を構成員としてマニュアル作りの会(仮称)を設置する。会を2回程度開催して、マニュアルの作成の準備を進める。また、産地の実態に即したシナリオを構築するために、①労働時間の削減と病害虫防除(減農薬・品質向上)を目的とした除草シートの利用、②落下前の果実の品質並びに貯蔵による品質の変化の調査を行う。
具体的成果
・熊本県(山江村・山都町)、茨城県、愛媛県の産地を視察し、栗園の実態を調査した。(⇒詳細はこちら)
・視察先や生産者等との勉強会から、生産側の改善・課題として、除草の負担と未熟果の果実の品質と貯蔵による品質変化に関する意見があった。
・追加研究として以下の項目を実施した。
①労働時間の削減と病害虫防除(減農薬・品質向上)を目的とした除草シートの利用(⇒詳細はこちら)
②落下前の果実の品質並びに貯蔵による品質の変化(⇒詳細はこちら)
・勉強会・検討会を開催し、ロボットの導入に関する課題、試作機の紹介や問題点について整理した。(⇒詳細はこちら)
次年度の研究推進に向けた問題点と計画
生産者へのヒアリングや現地調査を行い、産地の実態に即したシナリオを構築するためには、以下の2課題の実施が必要であることが明らかになった。令和4年度に開始し、令和5年度も継続実施する。
1)除草シートの効果(収穫時間、作業性、害虫対策等)・課題(施肥方法、ロボット走行性等)、並びに費用対効果(経費、耐久年数、従来除草と比較)の検証
2)未熟な栗の簡易・安価な貯蔵方法の開発の検討(常温で圧縮袋(布団用)を用いた有効な貯蔵方法)