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【報告】栗ロボ実演会・アンケート調査実施報告(玉名郡和水町)

2024.02.22

実施日 2024年2月9日(金)13時30分~14時30分
場所 JAたまな春富選果場
参加者 JAたまな内の栗生産者 〈7名〉

JAたまな〈松永〉〈松原〉〈杉村〉〈作田〉

コンソメンバー 熊本県立大学〈松添〉

熊本高等専門学校〈湯治〉〈渡邉〉〈宮永〉

末松電子製作所〈槌山〉〈本村〉

地方経済総合研究所〈宮野〉〈前田(文責)〉

 

1. 実施概要

① ロボットの研究開発概要説明

② 試作機(手押し式、牽引車(自動走行プログラム))の実演

③ 意見交換

④ アンケート調査

 

2. 生産者からのヒアリング内容

〈収穫ロボット〉

・栗の圃場は複数の種類の栗を植えているため、様々な大きさの栗を同時に収穫できることが大事。

・多いところで、1日で30コンテナ程の栗を収穫する。コンテナの載せ降ろしが重労働である。

・収穫機の大きさは軽トラに載せられるもの。

・収穫ブラシの耐久性を知りたい。簡単に交換できる方が良い。

・毎日使用するものではないので、バッテリー上がりが心配。いざ使おうと思った時に使えないと困る。

・圃場を高畝に整備し、収穫ネットで集め、集まった所を収穫機で収穫すると、効率的に収穫できる。

・収穫は雨の日でも実施するので、ぬかるんだ地面で使用できるか不安。他社の収穫機を実演した際、ぬかるんだ地面で動けないことがあった。

・地面がふかふかしていて柔らかい場合は、収穫部で栗を地面に押し込んでしまう。

 

〈手押し式収穫機〉

・収穫部のガードを伸縮可能な機構にし、手元で伸ばしたり縮めたりできるようにしてほしい。

・傾斜地にある圃場では、電動アシスト機能がないと収穫機を押せない。また、下り坂の場合はブレーキ機能がないと危険。

・機構が複雑だと故障した場合に困る。手押し式のように簡単な機構であれば、自分で修理できる。

 

 

3. 実演会の様子

 

松添(研究総括者)による栗の収穫・運搬ロボットの目的や特徴の紹介

 

手押し式を使ったイガ付き・イガなし栗の同時収穫能力のデモ

 

ARマーカを使った自動走行運転のデモ
中央のポールに吊したARマーカを牽引車のセンサーが認識して、ポールの周りを移動する

 

 

 

 

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