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【報告】栗圃場視察調査(埼玉県日高市)

2024.05.30

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実施日 2024年3月13日(水)         9時45分~11時45分
場所 埼玉県
参加者 栗生産(2名) JA職員(1名) 日高市役所(1名)
コンソメンバー
    • 熊本県立大学〈松添〉
    • 熊本高等専門学校〈湯治〉
    • 地方経済総合研究所〈前田〉


 

 

【意見交換】

●概要

    • 栗の収穫方法は手取り。火ばさみ(トング)と収穫容器(45Lポリバケツ、又は買い物カゴ)を利用。機械導入を検討している人が1~2名いる。
    • 栗の生産者はほとんどが65歳以上で兼業農家。高齢化が進んでいる。
    • 埼玉県内では日高市が栗の生産が盛ん。他の市町村はあまり多くない。
    • JAいるま野内の栗部会員は約150人(内約100人が日高市)。
    • 日高市での栗の改植は既に済んでいて、桑畑や茶畑が栗園になっている。

 

●栗圃場

    • JAいるま野内の栗収穫期間は8月下旬から10月中旬。主力品種は4種類。
    • 訪問した栗園では、低樹高栽培(まんべんなく枝葉に陽を当てるため樹形を開張)を推奨しているため、枝が地面から低い所にある。
      ロボットの高さ次第では枝に接触する可能性がある。
    • 訪問した栗園では、草生栽培(ナギナタガヤ)によりイガや実に土がつかないようにしている。
      ナギナタガヤは夏の暑さで枯れて倒伏することで地面を覆い、その上に栗が落ちる。
    • 農薬はほとんどの生産者が使用していない。

 

●その他

    • 温暖化の影響で栗の質が悪くなっている。実が黒くなり、硬くなっている。
    • 収穫した栗はJAを通じて、契約した所(主にお菓子屋(和菓子))に出荷している。
    • 本事業に興味を持って頂いた。

 


【栗圃場視察】

栽培例:低樹高栽培(枝が地面から低い所にある)

 

栽培例:下草(ナギナタガヤ)は、栗の収穫時期には倒れて枯れる。
落下した栗が痛まない、土で汚れない等のメリット
下草に隠れる栗があると収穫し難い等のデメリット

 

草生栽培の土壌

 

生産者・JA職員・市役所職員に本事業や栗ロボを説明

 

火ばさみ(トング)とバケツ(45L)を使った栗収穫方法の例

 

 

 

 

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