【報告】特許を取得しました。
2023.08.23
栗の収穫・運搬ロボット(栗の収穫部)で特許を取得しました。
内容
特許番号:第7296072号
発明の名称:栗の収穫機
登録日:令和5年6月14日
特許権者:独立行政法人国立高等専門学校機構、公立大学法人熊本県立大学、株式会社末松電子製作所
特徴
本発明は、栗の実用とイガ栗用として販売されている回転式収穫機を単純に横並びで組み合わせた構造ではなく、基本原理は同じであるが、ブラシ(円筒状の突起)の間隔、栗の実用ブラシ(白の突起)の柔軟性、形状等を変えることで、イガ栗と栗の実を同時に挟み込んで収穫する手法である。図1のように栗の実用ブラシはイガ栗用に比べて柔らかくすることで、イガ栗が挟まるときには湾曲する機能を有する。補助器具としてカバーを付加することによって収穫率を上げることが可能となる。
図1 収穫機構部
特許取得について、松添(研究統括)は、「地面に落下したイガと栗を屈んで拾うという、栗特有の収穫作業で特許を取得できたので、今後販売戦略を積極的に進めていきます。また、自動運転についても研究・開発を行っていますので、特許が取得できる技術については今後も特許申請を行いたいです」と話していました。