【報告】栗ロボ実演会・アンケート調査実施報告(山鹿市菊鹿町)
2024.02.22
実施日 | 2024年2月8日(木)9時30分~10時30分 |
場所 | 山鹿市菊鹿町栗園 |
参加者 | 菊鹿町内栗生産者〈5名〉
熊本県 県北広域本部 鹿本地域振興局 農業普及・振興課〈東〉 山鹿市農業振興課〈北原〉〈小材〉 JA鹿本 営農部 営農指導課〈藤森〉〈村上〉 |
コンソメンバー | 熊本県立大学〈松添〉
末松電子製作所〈槌山〉〈本村〉 地方経済総合研究所〈前田〉 |
1. 実施概要
① ロボットの研究開発概要説明
② 試作機(手押し式)の実演
③ 意見交換
④ アンケート調査
2. 生産者からのヒアリング内容
〈収穫ロボット〉
・土壌が柔らかい栗園では、タイヤが小さいため、タイヤが地面に埋もれてしまう。一輪車に使用されているくらいの大きさのタイヤが必要。
また、キャタピラ型であれば、ある程度の傾斜やでこぼこした圃場にも対応できる。
・どの圃場でも使用可能な収穫機はないので、収穫機にばかり注文を付けるのではなく、生産者側も収穫機に合わせて圃場整備を進める必要がある。
・平場で、ある程度広さがある圃場では、乗用型の荷物運搬機に収穫部を取り付けられると効率的に収穫できる。
その場合、現状の収穫部の幅では狭いため、広げる必要がある。
〈手押し式収穫機〉
・栗の収穫用のコンテナは、載せたり降ろしたりする手間がかかる。コンテナの代わりに袋(肥料袋10キロまたは米袋30キロ)が使えると良い。
収穫した袋はその場で下ろして、後で回収する。袋は軽くてかさばらないので使いやすい。
・手押し式収穫機では、電動アシスト機能がないと高齢者や女性は押せない。
〈栽培方法〉
・雑草防除にイタリアンライグラスを植えてあった。イタリアンライグラスを植えている圃場の土は柔らかいとのこと。
・菊池地域の栗園では、畝を作り、ネットを張り、溝に栗が転がって落ちるようにしていた。そのような場所であれば、手押し式の収穫機に向いている。
3. 実演会の様子